赤い公園/『猛烈リトミック』レヴュー
2014年発売のアルバムですが、最近になって改めて聴いてみるとやっぱいいアルバムやな〜と思い遅ればせながらレヴューを。
赤い公園を初めて聴いたのはラジオでかかってたこのアルバムの二曲目に収録されている『絶対的な関係』。
聴いた時に最初に感じたのはまたヘンテコなバンドが出てきたなという感じだった。
ヘビーなイントロからはじまり、Aメロで見事に絡み合う歌メロとギターリフ。四つ打ちだが最近の流行りのものとは一線を画すリズム。そしてタイトルが『絶対的な関係』である。曲の時間はわずか1:40!
この一曲で自分の中に強烈なインパクトが残っていた。
そして次にこのアルバムの一曲目に収録されている『NOW ON AIR』を聴いてキター!となりました。
『絶対的な関係』とは対照的なキラキラで爽やかな曲。これって赤い公園か!となりこのバンドの懐の広さに驚かれましたね。
歌詞には自分には音楽しかないという強烈な意思表示と『ぱっとしないヒットチャート』や『いなたいビート』という今の音楽シーンへの皮肉がさらりとこめられているけどそれこそ赤い公園というバンドが音楽シーンを駆け抜けていくという決意表明のような気がします。
強烈なアンセムですよこれは。
アルバム全体を通して聴くと、正直統一感がないけど逆にそれが赤い公園の引き出しの数の多さを証明しているし、今後どこにでもいける期待感しかないアルバムに仕上がっています。
プロデューサーに亀田誠治、蔦屋好位置と行ったJ-POP界屈指のプロヂューサーが手がけているあたりポテンシャル見込まれてるんやろうなと。
赤い公園はアリーナクラスのライブを全然できるほどのポテンシャルを秘めてると今人的には想ってて、世間の評価が早く高くなるのを待っています。
ガールズバンドの歴史に残る1枚です。必聴!
- アーティスト: 赤い公園,KREVA,津野米咲,亀田誠治,嶋津央,蓮沼執太,蔦谷好位置
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: CD
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